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ICT・EducationNo.41 > p32

コンピュータ教育のバグ
無くて七癖,有って四十八癖—ちょっとめんどくさい指導について—
 自分のことは自身では意外とわからないもので,他人から指摘されてハッとするなんていうのは誰しも経験のあること。ちょっとした仕草や,言い回しなどの“癖”というのは,その典型といえる。誰かが自分の癖をデフォルメして真似していても,「私はそんなことしてない」と,思わず言いたくなったりしてしまう。この癖というやつは,何らかまわりに影響されて,無意識に身につけてしまうモノで,時としてやっかいなことを巻き起こす。
情報化社会が新入生にもたらすもの
 小さい時から多くの子供たちがコンピュータに慣れ親しんでいる昨今,高校などで新入生として迎え入れられた段階で,「生まれてこのかたコンピュータなんて触ったことはない」なんていう生徒は,ほぼ皆無である。子供の頃からコンピュータに何らか触れる環境に身を置けば,当然ながらコンピュータに関するいろいろな癖もついてしまうと考えられる。
 また,近年の生徒は,小中学校で少なからずコンピュータスキルを身につけて高校に入学してくる。したがって,電源の投入から簡単な文字入力あたりまでの操作は,一昔前のように特別に時間を取って指導する必要はなくなっている。
 と,いうことはである。高校の新入生は,ある程度コンピュータが使いこなせて,かつ,コンピュータに関して何らかの癖を持って入学してきているといえる。例えば,電源を落とす時に,メニューコマンドで行うのか,電源スイッチのボタンを押すのか。インターネットでの検索にしても,キーワード検索か,カテゴリー検索なのか。ちょっと考えただけでも,枚挙にいとまがない。
 ただ,このような癖はそれぞれが使い勝手がよいようにコンピュータを使いこなしているうちに,ついてしまったというのが一般的だと考えられる。したがって,指導する先生から見ると,ちょっと気になるような癖であっても,それ自体が即座にコンピュータに劇的な悪影響を及ぼすというものは少ない。
情報モラルをどう育むか
 癖にもいろいろあるが,まわりを不快にさせたり,周囲に悪影響を及ぼしたりするような悪癖は,ほめられたものではない。できれば,なおしたほうがよい。しかし,まわりに的確に指摘してもらわないと,なかなか本人は気がつかない。
 これをコンピュータ教育にあてはめてみても同じことである。さまざまなコンピュータ操作の場面において,ちょっとした悪癖が顔を出した場合に,的確に指摘して修正させるように指導しなければならない。時として,学校で皆が共用しているシステムを利用するマナーとして認めるわけにはいかないようなことが目につくことは多々ある。
 ところが,この指導が一筋縄ではいかない。一度身に染みついた癖が,そうは簡単に抜けないというのは自明の理である。悪癖だと指摘しても,その非を認めなかったり,わかっていてもなかなか直せなかったりということは多々考えられる。これに対応すべく,号令一下,先生の指示通りにしか操作してはいけない,なんていう実習をするのもナンセンスで,それこそ効率の悪い授業展開になってしまう。
 はてさて,コンピュータ教育に携わるのにも,根気と地道な努力がより求められる時代になってきたようである。こんな時に,とりとめもなくため息をついてしまうのは,先生の悪い癖だ。
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