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ディジタルコンテンツを活かした「情報」の授業実

山下一郎・佐藤義弘(東京都立府中西高等学校)
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【連載】ディジタルコンテンツを活かした「情報」の授業実践
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東京都立府中西高校の山下一郎先生と,佐藤義弘先生に実践報告をお願
いしました。第2回目の今回は,佐藤義弘先生よりメールの活用につい
てご紹介いただきます。

      *      *      *      *


〜ディジタルコンテンツを活かした「情報」の授業実践〜


(第2回)メールの活用について
               佐藤義弘(東京都立府中西高等学校)

こんにちは,私は東京都立府中西高校 情報科の佐藤義弘と申します。
本校の情報Aの授業実践を紹介する連載の第2回は,『メールの活用に
ついて』と題してお話しします。


■1■便利な電子メール

自宅のパソコンの電源を入れたら,最初に何をされますか?メールマガ
ジンを取っている方なら,おそらくメールチェックではないでしょうか。

電子メールは,個人だけでなくグループに対しても利用できる,便利な
コミュニケーションツールです。もしかすると,一番利用頻度の高いイ
ンターネットのサービスかもしれません。

この便利な電子メールを授業で体験させたい。そこが出発点です。


■2■メール環境の構築

電子メールを授業で活用する方法については,ICT・Education No.17な
どさまざまなメディアで公開してきました。技術的な部分はそちらを見
ていただくとして,簡単に概要をご紹介します。

ICT・Education No.17「電子メールの利用」授業実践:
http://www.nichibun-g.co.jp/joho/it-edu/017/i170609.htm

メールサーバはフリーウエアのBlackJumboDogを利用しています。普通
のパソコンにインストールしてメールサーバとして利用できるので,古
いPC室でもLANさえあれば利用できます。最近ではフリーウエアのExecS
vcを使い,メールサーバ機の電源さえ入れれば使えるようにしています。

BlackJumboDog:http://homepage2.nifty.com/spw/
ExecSvc:http://www6.plala.or.jp/k-ssk/index.html

生徒用メールソフトはOutlookExpressでも良いのですが,学校で使うに
は不都合な面が多いと思います。フロッピィディスクに入るフリーの
メールソフトKDUmailやnPOP-Qなどが便利です。

KDUmail:http://www.core.kobe-du.ac.jp/kdumail/
nPOP-Q:http://homepage2.nifty.com/qta/npopq/index.htm

先生用メールソフトはOutlookExpressなど何でもかまわないのですが,
件名や本文で自動振り分けや返信ができるものを使って自動返信をおこ
ないます。また,冒頭に送信するメールはフリーウエアのまとメーラー
を使い,本文中に受信する生徒の名前を個々に入れるなど,マナーに配
慮したメールを送るよう心がけています。

まとメーラー:http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se271879.html


■3■教具としての電子メール

電子メールのマナー定着をねらい,毎回授業の冒頭に授業の内容のメー
ルを送信することにしました。生徒は読み終わると返信し,メールに書
かれた内容に沿って授業が始まります。

毎回使い始めるようになって気づいたことなのですが,電子メールは黒
板やプリントを超える教具としてのメリットがあるのです。

メリットの一つは電子メールのマルチメディア性です。メール自体はテ
キスト形式でも,リンクを利用することで参考資料や図版を見せること
ができます。インターネット・イントラネットでも,画像・文章・音声
でもシームレスに利用できます。場合によっては「教科書の○○ページ
を参照」などと,今までのような紙ベースのものとリンクした使い方も
しています。

もう一つ大きなメリットは個々の生徒に応じた授業展開が容易にできる
ことです。生徒はメールの説明や,リンク先の説明を読み,作業を進め
ます。2人の教員で授業をしていますが,全体への指示はメールでして
あるので,2人とも机間巡視をすることができます。そのため,教員は
時間のかかる生徒へのフォローに集中できます。

副次的なメリットとして,授業への意識が変わるようです。こちらから
の指示を待っている生徒が減り,メールの指示に従って自発的に取り組
むような生徒が増えてきます。また,その授業の全体像がメールで示さ
れているので,興味のあるところに時間を多くかけるなど,授業の時間
配分を工夫する生徒も現れました。

また,当初のねらいのメールのマナー向上については,効果は上がって
きているものの,短くまとめるのが良いとされる携帯メールのマナーが
抜けきらない生徒も多数います。ただし,返信は確実に早くなり,当初
メールの返信に15分程度かけていましたが,5分程度ですむようにな
りました。


このようにメールを活用して授業を進めていくことは,事前の「仕込み
勝負」といった面もありますが,一斉授業という今までの授業の概念を
(少しだけ)変えるものになるのではないでしょうか。


▼以降の連載予定
3.情報モラルの指導について
4.Webページの活用について
5.総合的な学習の時間・他教科との連携
6.プレゼンテーションの利用
7.IT推進校の実践について
8.次年度に向けた構想


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